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棟生工務店

『7匹の猫と暮らす。』
人と動物が心地よい家

糸島市篠原Y様

海外勤務を終えて帰国したYさんは、家づくりに対して明確なこだわりを持っていた。それはセルロースファイバーによる高い断熱性能と、第1種換気システムによって、夏の暑さや冬の寒さを感じさせない快適な住環境を実現する『機能性』。一方、保護猫やペットショップで売れ残った猫を引き取る活動を続ける奥様の願いは、「ペットが安心して暮らせるように、できるだけ化学物質を使わない家にしたい」というものだった。

 

 

数々の会社を検討する中で、2人の理想を融合させてくれそうに思えたのが棟生工務店だった。

 

 

「家に対する具体的な要望を伝えていくうちに、吉富さんも猫を飼っていることがわかり、猫と暮らす家のプランを提案してもらえることになりました。いくつかの要望をお伝えし、間取りのご提案をいただきました。他社では要望をそのまま図面化するケースも多い中で、吉富さんは建築コストや実現性を踏まえ、「こういう方法もある」といった現実的かつ率直なアドバイスをしてくれました。おかげで、動線や水まわりの配置など、私たちだけでは気づけなかった部分までしっかりと考えられた、満足度の高い家づくりが実現しました。」

この家には猫の部屋がある。

 

 

当初、Y様宅には6匹の猫と豆柴犬、そしてデグーが暮らしていた。外を眺めるのが好きな猫たちのために、庭に面した大きな掃き出し窓を配置。壁には高低差をつけたステップを造作し、遊びながら上下運動を楽しめるキャットウォーク空間をつくり上げた。

 

 

さらに、リビングの壁に設けた小窓からは、家族がいつでも猫たちの姿をのぞくことができる。「環境の変化に敏感な猫たちが、新しい家に来てすぐ、まるでずっとここで暮らしていたかのようにくつろぐ姿を見て、本当に驚きました。」

 

 

ペットと心地よく暮らすための工夫は、実は床や壁の素材選びにも隠されている。「ツルツルしたフローリングは見た目はきれいですが、猫や犬には滑りやすく、足腰を痛める心配もあります。その点、我が家で採用した杉の浮造りの床は、木の凹凸がちょうどいい滑り止めになってくれるんです。柔らかいので爪の跡がつくこともありますが、それも“暮らしの味わい”。自然な色合いのおかげで汚れも目立たず、人も猫も心地よく過ごせています。」

 

 

この家で暮らすようになって3年。断熱材と漆喰壁の調湿効果で結露もなく、外の音もやわらかく吸収してくれる。そんな静かで穏やかな空間は、人にとっても動物にとっても心地よい居場所になっている。「私たちも動物たちも、この家で安心して、一緒に歳を重ねていける気がします。」